クレジットカードには、支払い回数を分割して利用できる特徴があります。
中でも3回払いは支払う手数料も少なく、毎月の負担を1/3づつに抑えられる人気の支払い方法。
1回払いはキツイけど、リボ払いは使いたくない・・
適度に手数料を抑えて利用できる3回払いは、財布に優しい利用方法。
しかし!デメリットや手数料的にはどうなのか?
使えないケースがあるのか?不安や心配もありますよね・・
今回は、クレジットカードの3回払いについて徹底考察していきたいと思います。
3回払いの手数料はどのくらい?
クレジットカードは基本的に1回~2回までは手数料が無料。
3回払いからは手数料が発生しますが、どの程度なのか気になりますよね。
分割払いの支払い手数料を求める式には「七八文法」と呼ばれる非常に難解な計算が必要ですが、クレジット会社が公表している「100円当たりの分割手数料」を使う事で簡単に導き出す事ができます。
ここでは、人気のクレジットカードを例として、3回払いの支払い手数料がどのくらいか?を比較していきます。
クレジットカード3回払いの分割手数料の目安
各クレジットカード利用規約に記載されている100円当たりの手数料から、例として支払い金額1万円に対する3回分割払いの手数料を一覧表にしました。
※手数料の金額は、ご契約内容やカードの種類などにより、実際のご返済内容と異なる場合がございます。
分かりやすくなるよう、1万円支払いを3回払いにした場合の手数料の総額を表記しました。
つまり、5万円の場合は5倍、10万円の場合は10倍と単純に計算していきます。
手数料も3回に分けて支払うので、例えばイオンカードの場合は168円の1/3となる56円が毎月支払う手数料の目安となります。
カード名 | 後から分割 | 100円当たりの手数料値 | 1万円に対する手数料 |
---|---|---|---|
エムアイカードプラス | 〇 | 1.5 | 150円 |
イオンカード | ✖ | 1.68 | 168円 |
三井住友VISA | 〇 | 2.01 | 201円 |
dカード | 〇 | 2.01 | 201円 |
ビューカード | 〇 | 2.01 | 201円 |
ライフカード | 〇 | 2.04 | 204円 |
Yahoo!カード | ✖ | 2.04 | 204円 |
楽天カード | 〇 | 2.04 | 204円 |
REXカード | ✖ | 2.04 | 204円 |
リクルートカード | 〇 | 2.04 | 204円 |
JCBカード | 〇 | 2.51 | 251円 |
セブンカードプラス | 〇 | 2.51 | 251円 |
エポスカード | 〇 | 2.51 | 251円 |
毎月の支払を1/3づつに出来る3回払いの支払い方法は、手数料の額も少なく計画的に利用できるという事が分かります。
表だけでは分かりにくいので、手数料が標準的な楽天カードを例とした支払い金額で考えてみましょう。
楽天カードで4万4800円のオーブンレンジを3回払い
2.04(100円当たりの手数料)×44,800円(電子レンジ代金)÷100=914円(3回払いの手数料)
44800円(電子レンジ代金)+914円(手数料)÷3回(支払い回数)=15,238円(毎月の支払い金額)
つまり、4万5千円の3回払いを手数料だけで考えると合計は914円で、914円を3回に分けて支払う事になります。
\1回当たりの手数料は305円/
2回払いや一括払いの場合は手数料は一切かかりませんが、余裕を持たせて支払いたい場合は、多少の手数料を支払ってでも利用する価値はあると言えます。
3回払い時の手数料シミュレーションの例
※シミュレーションの数値は、あくまで参考の数字となります。
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3回払いが使えないケースも・・
3回払いの支払い方法は手数料の金額も少いので、無理なく計画的に支払う事ができますが店舗によっては利用できない場合もあります。
以下は3回払いの利用可能となる傾向をまとめた表です。
3回払い利用できない | 3回払いOK |
---|---|
コンビニ | 家電 |
スーパーマーケット | 家具 |
飲食店 | 時計・宝石 |
書店 | Amazon |
傾向として高額な支払いとなる店舗では分割払いに対応している場合も多いのですが、店舗によって異なるケースもあるので、確認が必要になります。
高額商品との境目が微妙なホームセンターやデパート、ネットショッピング楽天市場などでも、分割払いが利用できないケースもあるのです。
そう言った場合でも、自由に支払い方法を選べるサービスもあります。
店舗の事情で分割払いが利用できないケースも多いのですが、後から分割に対応しているカードであれば、柔軟に対応可能! (後から分割に対応していないカードの場合、支払回数を分割に変更する事ができません。) 後から分割に変更した場合でも、利用店舗とは関係が無いので気兼ねなく利用する事が出来ます。 上記分割払いの一覧表でも、後から分割の対応の可否を記載しているので、参考にしてください。 後から分割に関する記事は以下で詳しくまとめています。後から分割が利用できるカードが便利!
3回払いに向いているクレジットカードとは
3回払いの支払い方法の場合、手数料はそれほど高額になる心配が少ないので、金利を気にする必要性は薄いと思います。
最も手数料の少ないのがエムアイカードですが、三越、伊勢丹グループを利用する機会が多い方にお得なクレジットカード。
イオンカードも手数料が少ないクレジットカードとして有名ですが、後から分割の機能は無く、イオンを使う頻度が少ない方には不向きだと言えます。
その為、1~3回払いを賢く利用するクレジットカードは、年会費・ポイント還元率・ポイントの交換先などのカードスペックに優れたカードを選ぶのがおすすめ!
一般的なポイント還元率のクレジットカードは0.5%。
ポイントが貯まりやすい高還元率カードの場合は2倍となる1.0%
1万円の支払いであっても、ポイントの貯まりやすさが2倍となるので、3回払い程度の金利であれば高還元率カードを選ぶメリットの方が大きくなるのです。
また、カードによっては更にポイントが貯まりやすくなるポイントアップのサービスや、貯まったポイントを何と交換できるのか?などもカード選びとして重要となるのです。
カード名 | 基本ポイント還元率 | カード詳細 |
---|---|---|
エムアイカードプラス | 0.50% | |
イオンカード | 0.50% | |
三井住友VISA | 0.5% | |
dカード | 1.0% | |
ビューカード | 0.5% | |
ライフカード | 0.5% | |
Yahoo!カード | 1.0% | |
🏅 楽天カード | 1.0% | |
REXカード | 1.25% | |
リクルートカード | 1.2% | |
🏆 JCB CARD W | 1.0% | |
🎖 セブンカード・プラス | 0.5% | |
エポスカード | 0.5% |
当サイトでは、柔軟な対応が可能となる後から分割の機能を持ったクレジットカードを中心に、役立つカード情報を随時掲載しておりますので、参考にしてみて下さい。