クレジットカードの分割払いでは、3回・10回などが定番の支払い回数ですが、毎月の負担を
圧倒的に軽減する奥義・・
それが24回払いです。
24回払いまでは、分割払いが利用できるクレジットカードであれば、ほとんどのカードで利用する事が出来ます。
しかし、気になるのが、金利手数料ですよね。
毎月の負担が少なくなるのは良いのですが、2年間も払い続けなければならないので、気軽に使う事は出来ません!
しかし、ここぞと言う場面で使ってみようか・・悩む方も多いかと思います。
今回は、分割払いの中でも気になるけど怖いクレジットカードの最終奥義!?
24回払いについて徹底考察していきます。
24回払いの金利手数料はどのくらい?
下記の表をみると、分割24回払いでは、手数料の額も大きくなっている事が分かります。(各クレジットカード利用規約に表記されている、100円当たりの手数料から算出)
ほとんどのカードが、利用金額の16%程度が手数料として引かれている事がわかります。
これは、3回払いの金利手数料と比較すると約8倍にもなる金額です。
10万円の24回払いであれば、約1万6千円が手数料。
20万円の支24回払いであれば、約3万2千円が手数料として引かれる事になります。
但し、支払う手数料の額も1/24づつの支払いとなるので、体感としては3万2千円の金利だとしても月々の支払は1,333円程度になります。
※具体的なの支払い金額は利用するカードや契約内容によっても変わるので、目安としての数値となります。
カード名 | 100円当たりの手数料値 | 1万円に対する手数料 |
---|---|---|
エムアイカードプラス | 12.08 | 1,208円 |
イオンカード | 13.44 | 1,344円 |
三井住友VISA | 16.08 | 1,608円 |
dカード | 16.08 | 1,608円 |
ビューカード | 16.37 | 1,637円 |
ライフカード | 16.32 | 1,632円 |
Yahoo!カード | 16.32 | 1,632円 |
楽天カード | 16.32 | 1,632円 |
リクルートカード | 16.32 | 1,632円 |
JCBカード | 16.37 | 1,637円 |
セブンカード・プラス | 16.37 | 1,637円 |
エポスカード | 16.37 | 1,637円 |
REXカード | - | - |
表だけでは分かりづらいので、今回も標準的な金利手数料となる楽天カードを例として支払いシミュレーションしてみましょう。
楽天カード24回払いで30万円の商品を買った場合の手数料
Amazonで30万円のテレビを、楽天カード24回払いで支払った場合。
16.32(100円当たりの手数料)×300,000円(テレビ代金)÷100=48,960円(分割手数料)
300,000円(テレビ代金)+48,960円(分割手数料)÷24回(支払い回数)=14,540円(月々の支払い)
つまり、24回払いでは48,960円が手数料の総額となり、月々14,540円を24回に分けて支払っていきます(うち2040円が月々支払う手数料)。
月々1万5千円弱で待望の大型テレビが買えると考えると、悪く無いようにも思えますが・・
毎月2,040円もの手数料を2年間支払わなければならないと考えると勿体ない気もするので、悩みどころですね。
大型テレビを二年間待たずに購入できるメリットと、毎月2,040円を確実に失うデメリットを比較して、メリットが大きいと判断した場合のみ決断する必要があります。
24回払いの場合、2年間は支払いが続くので多用は禁物!
じっくり考えた上で判断する必要がります。
また、高額商品を24回払いで支払う際には、手数料以外にも注意する点があります。
24回払い時の手数料シミュレーションの例
※シミュレーションの数値は、あくまで参考の数字となります。
[jazzy form="24"]24回払いの注意点!ショッピング枠の圧迫に気をつけよう
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠の2種類があります。
それぞれ利用できる金額が定められています。(加入条件や審査によって金額は変わってきます)
ショッピング枠=クレジット払いで購入できる上限
キャッシング枠=カードローンでお金を借りられる上限
この二つは合算する事は出来ないので、別物として考える必要があります。
例えば、ショッピング枠が40万円の場合、30万円もの商品を24回払いで使ってしまうと、残りのショッピング枠は10万円程度しか、ゆとりが無くなってしまいます。
もちろん、支払回数を重ねる事でショッピング枠は徐々に回復してきますが、考え無しに使ってしまうと上限オーバーでカードの利用が制限されてしまう可能性もあるので注意が必要!
カードが使えなくなったからと言って、どんどんカードを増やしてしまうとカード地獄に陥ってしまう可能性すらあります。
分割24回払いは、毎月の負担が少ない支払い方法ではあります。
しかし、実際には支払うべき総額から更に金利を上乗せされる事実から目を逸らしてはいけないのです。
とりあえず24回にして払う選択も有り
余裕が無くて24回払いを使った場合でも、ボーナス時期や余裕のある月を利用し、繰り上げ返済をする事で、手数料を抑える事も可能です。
クレジットカードの場合、リボ払いだけでは無く、分割払いでも繰り上げ返済を利用する事が出来る場合があります。(一部返済・全額返済の可否は各カード会社によって違いがあります)
その際は、各カード会社のカスタマーセンターに連絡をして相談すると良いでしょう。
繰り上げ返済は、ショッピング枠を回復させる事にも繋がるので、状況に応じた計画的な支払いを可能にします。
24回払いでおすすめなクレジットカード
24回払いともなると、ほとんどのクレジットカードの手数料は年利15%に限りなく近づいてくるので、どれを使っても大差はありません。
しかし、分割手数料に定評のあるエムアイカードプラス・イオンカードの2枚は依然として金利が低くい点が優秀!
どの位違いがあるのか?30万円のテレビの例で比較してみましょう。
24回払い | 支払い総額 (月々の支払) | 金利総額 (月々の金利) |
---|---|---|
エムアイカードプラス | 336,240円 (14,010円) | 36,240円 (1,510円) |
イオンカード | 340,320円 (14,180円) | 40,320円 (1,680円) |
楽天カード | 348,960円 (14,540円) | 48,960円 (2,040円) |
エポスカード | 349110円 (14,546円) | 49110円 (2,046円) |
エムアイカードプラスの場合、年会費2,000円+税の手数料が発生するカードなので、三越伊勢丹グループでの買い物をする方におすすめなカード。
イオンカードは年会費無料で手軽に作れる点がメリットなので、24回払い専用のカードとして作るのも悪く無いと思います。
標準的な金利となる楽天カードと比較すると、総額で8,640円もの差がある事がわかります。(月額で考えると360円の差)
24回払いの支払い方法まとめ
高額商品であっても月々の負担を圧倒的に軽減できる24回払いの支払い方法。
クレジット払いでの注意点としては、利用代金1万円あたり1,600円程度(あくまで目安です)の金利を支払う必要性がある点。
そして、ショッピング枠が圧迫されてしまう事を理解しつつ計画的に支払う必要があります。
24回払いの場合、支払期間が2年間と長期間となるので、利用の際は後悔しないように考えてから使うようにしましょう。
そして、状況に応じて繰り上げ返済などを視野に入れる事で、24回払いは負担を軽減させながら安全に利用する事が出来るのです。
また、利用する店舗によっては24回払いに対応しておらず、使いたくても使えない可能性もあります。
そんな時でも後から分割に対応しているカードであれば、利用者の都合で柔軟に支払い回数を変更する事が可能!
当サイトでは、後から分割に対応した人気クレジットカードの特徴を分かりやすくまとめていますので、参考にしてみて下さい。