クレジットカードは、現金を持ち歩かなくても買い物ができる便利なカード。
しかし、その便利さが故に支払える上限以上に使ってしまってカード地獄に陥ってしまう可能性も秘めています。
クレジットカードの場合はクレジットカード会社からお金を立て替えて貰うシステム。
言ってみれば借金をして買い物をするわけです。
クレジットカードを使えばポイントが貯まって便利なのは分かるけど、借金をする事に抵抗を感じる人が多いのも事実なのです。
特に日本人の場合、クレジットカードの利用率は諸外国と比較しても圧倒的に低く、いまだに現金主義の意識が高いと言えます。
まだまだ、クレジットカードが嫌いな人も多い!
クレジットカードが嫌いな理由
- 悪用されそうで怖い
- 使い過ぎてカード地獄に陥るとか嫌だ
- 手数料が取られそうで勿体ない
- 無くても不自由していない
- 使い方が難しそうだと感じている
実際に使ってみると安全性が保たれているカードもあるので、必要以上に怖がることも無いのですが、クレジットカードが嫌いと感じている人も実際にいます。
しかし、最近ではインターネット通販の普及でクレジットカードを持っていないと不便を感じるケースも増えています。
また、将来的にはコンビニからATMが消える可能性が極めて高い世間の流れから、いつまでも現金主義だとも言ってられない状況になってきました。
そんな中、クレジットカードを使わなくても(借金をしなくても)キャッシュレスで支払いが出来るデビットカードに注目が集まっています。
デビットカードとは何ぞや?
クレジットカードがカード会社からの借金で立て替えて貰うシステム(後払い)なのに対し、デビットカードは自分の銀行口座に入っているお金から直接支払う(即時払い)事が出来るカード。
銀行の残高が足りなければエラーとなって金額不足になるのは、通常の現金払いと同じ。
信用貸し(借金)では無いので、デビットカードを作る際の審査も基本的に必要ありません。
銀行に入っているお金の範囲内のみで、使う事が出来るカード!
デビットカードは現金を引き出さなくても、銀行のキャッシュカードで直接買い物が出来るカードオプション機能。
そして、今注目を集めているのがVISAのマークが付いたデビットカード「VISAデビット」。
「VISAデビット」は、全世界3600万店舗とも言われるVISA加盟店で利用できるデビットカード。
インターネット通販での利用はもちろん、海外旅行先では現地ATMを使ってその場所の通貨を引き出す事も可能!
\利用手数料は不要/
更に、人気のデビットカードの場合、クレジットカードのように使った金額に応じてポイントが貯まりキャッシュバックでお得に使える物も登場しているのです。
デビットカードのメリット
- 銀行口座内での即時払いだから、使いすぎる心配が無く安心。
- 海外旅行先では、現地ATMを使い現地通貨を引き出せる。
- 全世界のVISA加盟店で利用できるので、ネット通販でも活躍。
- デビットカードによっては利用金額に応じてポイントキャッシュバックを受けられる。
- パソコンやスマホから利用履歴をいつでも確認出来る。
- 現金を引き落とす手間が減り手数料が節約できる。
これまで、クレジットカードは借金だから抵抗を感じると思っていた方も、安心・便利で利用できるのがデビットカードの特徴となっています。
最近では、クレジットカードが嫌いな現金主義の方だけではなく、クレカ派だった人もデビットカードとクレジットカードを状況に応じて使い分ける人が増えてきているのです。
1円単位で口座に入ったお金を使える
例えば、給料日が明日に控えているのに、財布には全くお金が無い!
預金口座には900円入っているけど、1,000円以下の現金は引き出す事が出来ない!(クレジットカードは使いたくない・持っていない)
口座に入っている900円が使えれば、今日一日を凌ぐ事が出来るのに・・
例えば、こんなケースでもデビットカードがあれば、全額である900円分の買い物をする事が出来ます。
もっと極端な事を言えば、口座にお金さえ入っていれば、10円のうまい棒1本だけをデビットカードで支払う事も可能なわけです。
通常の銀行キャッシュカードだと、900円をATMから引き出し、10円だけ使って890円を口座に戻す・・そんな事は不可能ですよね。
デビットカードがあれば、その不可能をカード一枚で打破できるわけです。
しかも、デビットカードの場合は利用手数料が一切取られない特徴があります!(ほとんどの場合、発行手数料も無料)
ここまで切羽詰まった状況では無くても、現金を残しておきたいケースは色々考えられるので、デビットカードを一枚持っておく事で、緊急時の対策になる訳です(正月休みやお盆など引き出せない場合の対策にも)。
気になるのは、紛失してしまった場合や、不正利用される心配ですよね。
しかし、そんな万が一に備えた保険もシッカリしているからこそ、デビットカードが注目されてきているのです。
では、デビットカードを持つことのデメリットは無いのでしょうか?
デビットカードにデメリットはないのか?
現金を持ち歩かなくても即時払いでスタイリッシュに利用できるデビットカードですが、クレジットカードとの違いやデメリットもあるので仕組みを理解する事が重要です。
デビットカードは銀行が発行している
クレジットカードがクレジット会社を通して発行しているのに対し、デビットカードは銀行のキャッシュカードのオプション機能なので、その銀行口座を開設している必要があります。
クレジットカードは引落し口座が自由だが、デビットカードは選べない!
その為、使える店舗が圧倒的に多く便利なVISAデビットを利用したい場合は、新たに口座を開設する必要がある点がデメリットとなります。
口座をあまり増やしたくない人の場合、給料の振込口座や引落設定をやり直す手間がかかります。
しかし、実際に口座の切り替えをしてみると、それほど大変ではなく、無駄な出費の洗い出しにもなるので、考え方によっては支払いを整理する良い機会とも言えます。(リストを作り順序立てて行えば難しくはない)
おすすめは、サブバンクとしてインターネット専用のネットバンクを活用する方法です。
デビットカードによっては使える店舗数が少なく使いづらい
2700以上もの金融機関で発行されているデビットカードに「J-デビット」がありますが、ほとんどのコンビニでは対応しておらず、ネット通販でも使えません。
キャッシュレスで便利につかうのであれば「VISAデビット」や「JCBデビット」など国際ブランドに対応したデビットカードを持つことをおすすめします。
その為、まずは自分が使っている銀行が使いやすいデビットカードなのかを確認し、違った場合は人気のデビットカードの口座開設も検討すると良いでしょう。
当サイト一押し!人気のデビットカード
ジャパンネット銀行デビットカード
ジャパンネット銀行は日本で初めて作られた、インターネットバンキング。
クレジットカードのように、カード番号を利用したインターネット通販にも対応しているので、クレジットカードが嫌いな方でも安心して利用できるデビットカードだと言えます。
年会費や手数料は一切かかりません!
デビットカードは、ジャパンネット銀行の口座を開設する事で利用可能!
ジャパンネット銀行は実店舗を持たないので、現金の引き出しはコンビニやスーパー等のATMからでOK。
最初の月1回は手数料無料、その後も3万円以上の引き落としであれば何度でも無料という特徴をもっています。
デビットカードと併用すれば、現金の引き出し手数料を取られない使い方も余裕でできる!
スマホ専用アプリを活用すれば、手軽に入出金の状況を管理する事が出来ますし、振込や送金も簡単に出来ます。
ジャパンネット銀行デビットカードの情報をまとめた更に詳しい記事は以下から。
楽天銀行デビットカード
楽天銀行デビットカードは、ポイント還元率1.0%という高還元率が最大の特徴!
通常、デビットカードのポイント還元率は0.2~0.5%程度が一般的。
年会費も手数料も支払わないカードなので、ポイントが貰えるだけで有難いわけです。
しかし、楽天銀行デビットカードは、ポイント還元率が高い事で人気のクレジットカード!楽天カードと同等の還元率を誇ります。
注意点としては、通常のATM手数料が高い特徴があるので、引き出す回数をなるべく減らす必要はあります。
セブン銀行デビットカード
セブン銀行デビットカードは、使った分だけnanacoが貯まる面白い特徴を持ったカード。
ポイント還元率も0.5%と、デビットカードとしては優秀。
セブンイレブンのATMなら、土日祝でも7:00~19:00まで何度でも引き出し手数料が無料。(時間外は108円)
セブンイレブンに行く機会が多い方は、便利なサブバンクとしてもおすすめです。
デビットカードまとめ
デビットカードは、クレジットカードが嫌いな方でも預金の範囲内で買い物が楽しめる便利なカード
新たに口座を開設する手間はありますが(目当てのデビットカードがある場合)、費用が発生する訳では無いので、普段使い専用の口座として作るのも全然ありだと言えます。
- 銀行口座内での即時払いだから、使いすぎる心配が無く安心
- 海外旅行先では、現地ATMを使い現地通貨を引き出せる
- 全世界のVISA加盟店で利用できるので、ネット通販でも活躍
- デビットカードによっては利用金額に応じてポイントキャッシュバックを受けられる
- パソコンやスマホから利用履歴をいつでも確認出来る。
デビットカードは状況に応じて使い分ける事で、会計をスムーズに終わらせたり、クレジットカードが無くてもネット通販で活用できる特徴を持っています。
これまで、クレジットカードが嫌い・苦手で作らなかった人でも気軽に作れるカードなので、節約にも使え・便利なデビットカードを持つ参考になればと思います。